EuroRackユーロラックの電源
多くのユーロラックを見ていて、不自然に思えることがあります。
- 電源の取り込みジャックが前面にある。
- 電源のスイッチがシーソーあるいはトグルスイッチで前面にある。
多くのユーロラックは、一次電源は家庭用電源(100V~240V)ACから24V DCなどにAC/DCアダプターを使って落としているようです。そこから、パネルのDC入力ジャックに接続して+12V、-12V、必要なら5Vを供給する Power Supply Unit につなげて、電源バスを構成しています。
電源の取り込みジャックが他のモジュールと同じパネル面にあるのがなぜなのか。邪魔になりそうじゃないですか。
また、電源スイッチがパネル面にシーソーや、トグルスイッチになってるの多いですね。モジュール操作中にぶつかって電源落ちそうじゃないですか。
純アナログなら、電源入れ直すだけで即復旧できるのでしょうけど。
電源取り込みも、スイッチも他の操作と同じ延長上の前面にあるのは抵抗があります。ここはマネしないで行こうと思います。
アダプタでDC 24Vや16Vに一度落としてから、取り込む方式も、内部のハードを小さくできるのと、100V-240Vを外に出せるのでメリットあるとは思いますが、少数派の100Vを取り込む方式にしてみます。
そんな中、一部の電源ユニットで使われているスイッチング電源を使ってみようと思いました。ノイズが出ないか心配ではありますが、何が問題になるかも調べたいのであえて問題の起きそうな方を選んでみます。
- Mean Well RT-65B https://www.meanwell.com/Upload/PDF/RT-65/RT-65-SPEC.PDF
+12V, -12V, 5V を供給できます。+12Vに対し、-12Vの容量(A)が小さい気がしますが、消費電力が大きいユニットは使わない方針で行きたいと思います。
また、スペックを見てみると、電圧の変動の仕様が気になります。電圧を調整できるのは5Vだけのようなので、変動がないのかちょっと不安。
ユーロラックの多くの電源ユニットは24V,16Vなどから、DC-DC変換で+12V, -12V, 5Vを生成して定電圧化していると思われます。
電源回りは無防備に端子を露出したくないのでどう対処するか検討中です。ラックフレームをどう拡張して電源を繋げるかなど課題もあります。
電源ユニットを別筐体シャーシにして、4Pケーブルで繋げるようにしてしまおうかなぁ。やっぱりフレーム内で定電圧化した方がよさそうだなぁ。